土地の決定は言うまでも無くとても重要です。
これからご家族が笑顔で幸せに暮らせるために、この講座で土地選びのポイントを知っていただければと思います。
それでは始めていきましょう!
まず、皆様に知っておいていただきたい重要なことが2つあります。
それは・・・
70坪以上で、価格が安くて、日当たりが良くて、小中学校が近くて、駅が近くて、高低差が無くて・・・
ご家族がこれから毎日暮らしていく土地ですから、上記のようなベストな条件で土地探しをするかもしれません。
決して悪いことではないでしょう。
しかし、多くの方は限られた予算の中での土地購入をするでしょうし、当然、条件が良いほど物件は相応の価格になるのです。予算に上限がきまっていない方であれば、100%自分の条件にマッチした物件は見つかるかもしれませんが、多くの方は違うでしょう。
そこで、ご家族で話し合い、譲れない条件を決めて下さい。
それが、駅近なのか、価格なのか、広さなのか、それはご家族の考えによって違いますよね。
その譲れない条件を含んだ物件が予算内であり、総合的に見て7割位満足出来ればその土地はご家族にとって「買いの物件」だと言えるでしょう。
価格も含め、完全に満足した物件を手に入れようと考えている方は、家が建たないと言っても良いと思います。
土地は数百万、数千万するものですから、なかなか踏ん切りがつかないこともあると思います。
ですが、①でお話しました「買いの物件」が見つかった場合、短時間で契約の決断を出来るようにしておく必要があります。
少し検討したいという方は多いでしょう。
その物件はあなただけ検討している訳ではなく、多くの方が検討している可能性もあり、誰が購入できるかは早い者勝ちになります。
もし、別の方にその物件を押さえられた場合、あなたの土地探しは再びゼロからのスタートです。
そして、逃した物件は、今後の土地探しと比較してしまうことがよくあります。再度気に入った物件があったとしても、「前の土地のほうがよかったな」と後悔してしまうこともあるのです。
ですから、決断までのスピードがとても重要で、いつでも心の準備をしておいていただきたいと思います。

土地に上下水道は引き込まれていますか?
また、ガスも引き込まれていますか?
オール電化を希望しているのであれば、ガスの引き込みは不要ですが、上下水道に関してはそうはいきません。
もし、引き込まれていない場合、本管からの引き込み工事が必要になり、その費用はほぼ使用者負担になってしまいます。
数十万円の多額の費用になりますので、必ず確認するようにしましょう。
接道とは、土地に接している道路のことです。
建築基準法により、「建築物の敷地は、幅員4m以上の道路に2m以上接しなければならない」と定められています。
まず、この2点を確認して下さい。
間口が2m以上なければ、その土地には建てられません。幅員4m未満の道路であれば、幅員4mを確保するために土地の一部を道路として削られてしまいます。(セットバックと言います)
そして、接道が公道ではなく私道の場合、その道路を使用出来ない可能性もありますので、必ず権利関係、持分の確認をするようにしましょう。
不動産の登記簿謄本は管轄の法務局で取得できます。
該当する土地がどのようなものかを確認出来るものです。
土地の売買契約には、トラブルが起こりやすいもので、土地の権利状況や土地面積、抵当権、地目などは必ず自分の目で確認しましょう。
出来れば、合わせて地積測量図も入手し、現状の土地の形状と照らしあわせて、異なる形状ではないかしっかり確認しましょう。
取引様態とは、不動産会社の立場のことを指します。
ここで重要になるのは、この取引様態が「売主」なのか「仲介(媒介)」なのかということ。
「仲介(媒介)」の場合、売主と買主の間を仲介する業者を介して取引をするので、仲介手数料というものが発生します。
「売主」であれば、所有者が直接売買するので仲介手数料は掛かりません。
高額な手数料が後から分かったでは遅いので、あらかじめ知っておきましょう。
実際に起こったトラブルは、上記の4つのポイントに関係していることが多いです。
未然に防げるトラブルや無駄な出費は、知識を持つことで防げることがあります。
土地の選択は建物同様、高額であり今後の生活に大きく係わる部分です。
もし、分からないことや不安なことがあればお気軽にお問い合わせ下さい!